学会シーズンが終わりました
ラボインスタで助教Tの旅編を見てくれた方もいるとも思いますが、怒涛の学会シーズンが終わりました。疲労がなかなか取れませんが、報告をかねてつらつらと。。。
まず、オランダのワーゲニンゲンで開催された第15回国際比較免疫学会から。こちらは田口助教が単独参加。昨年度出版された論文の内容に最新データをプラスしてのポスター発表でしたが、直前にポスターピッチに選ばれて、ショートプレゼンをさせていただくことに。おかげでポスターにも多くの人が訪れてくれ、手前味噌ながら大好評だったと思います(笑)比較免疫学の世界で大重鎮と言っても良いスミス博士も聴きに来てくれ、嬉しい限り。田口助教は初めての単独海外旅行でもありましたが、これでレベルが5つぐらい上がったことでしょう(笑)
さて、お次は山形大学で開催された動物学会です。古川助教と田口助教が参加しました。今回DECI Labから演題は出しませんでしたが、研究の打ち合わせを予定していたこともあり、楽しみにしていた学会です。動物学会という名前の通り、いろんな動物の多種多様な研究を聴くことができ、大いに刺激を受けました。また、古川助教の兄弟子である弘前大学の小林一也教授のシンポジウム講演がありました。圧巻のパフォーマンスで、さすがだなぁと思いました。夜は当然連日飲み会で、ほぼ同窓会状態。小林研の学生さんや古川助教の学生時代の同期や後輩たちと大いに盛り上がりました。山形だけあって、お酒がおいしかった!そして芋煮もおいしかった!
山形に後ろ髪を引かれながら向かったのは仙台。実は動物学会最終日の次の日が、比較免疫学会の初日。そして今年の比較免疫学会は九州大学。ということで、一番楽なのが仙台から福岡に飛ぶというコースでした。眠い目をこすりながら朝イチの飛行機に乗り、午後から始まる比較免疫学会に向かいました。今回の比較免疫学会は3年ぶりの対面集会ということで、発表内容がどれもレベルが高く、非常に面白かったです。DECI Labからは、D1の南方君と田口助教がそれぞれ発表しました。実は、田口助教、福岡空港についてから発表スライドを仕上げるという強心臓っぷり。でも、皆さん面白がって聴いてくれたようでほっとしました。こちらも3年ぶりなので、連日飲み会が盛り上がる盛り上がる(笑)古川&田口ペアは、山形から毎日飲み続けていたため、終盤はへろへろに。。さすがに学会のはしごはきついなと思いました。
今回、国際&国内の比較免疫学会に参加して感じたことは、現在の比較免疫学の世界は魚類の研究が中心であるということ。そして、多くの先生方が、無脊椎動物の研究者がもっと出てくることを望んでいるということでした。また、比較免疫学会の英名は、「Developmental & Comparative Immunology」であるにも関わらず、発生生物学的視点を持った研究が少ないということです。そういう意味で、世界的にも、我々DECI Labに対する期待を感じた学会シーズンでした。来年度の比較免疫学会は、古川助教が集会長となって慶應義塾大学の日吉キャンパスで開催します。皆さんの期待を大きく超える学会にするべく、これからしっかり準備しようと思います。