日本動物学会関東支部 第73回大会

 動物学会関東支部の第73回がオンラインで開催され、当研究室の廣谷君が、「雌雄で卵サイズが異なるゴカイ(Dinophilus sp.)における性決定について」というタイトルでポスター発表しました。先日の修士論文中間審査会で報告した内容が中心ですが、廣谷君にとっては記念すべき学会デビューです。慶應義塾大学の生物科学専修という少し離れた分野での発表とは異なり、動物学会ではかなり多くの方に興味を持ってもらうことができたように感じました。好意的なコメントや鋭い質問も頂き、廣谷君も良い勉強&刺激になったのではないかと思います。今後のさらなる飛躍に期待したいですね。

関東支部会での発表
ポスター発表の画面です。要旨の内容は伏せさせて頂いております。

 ちなみに1年前の関東支部大会は慶應での開催で、倉石&古川も実行委員のメンバーだったのですが、当時はちょうど新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた頃で、急遽オンライン開催にせざるを得ませんでした。あの時は、もしかしたら日本で最も早くオンライン学会を開催したかもしれないというほどの時期で、ノウハウがまったくなく、全てが手探りの状態で何とか凌いだ、という感想でした。あれから1年たった今、こういう研究・教育活動のやり方に、皆随分慣れたものだなと思います。オンラインにはオンラインの良さがあるということも理解が進むようになりました。ただ、やはり面と向かっての議論もしたいですね。今年は、対面形式の学会にも是非参加したいと思います。