ヒトデ採集に行ってきました

毎年この時期恒例の合同ヒトデ採集に、スタッフと前ボスの合計4名で行ってきました。場所は三浦半島の馬堀海岸の遊歩道です。コロナウイルス対策で外出自粛要請が出されている中ですが、研究・教育の材料としてどうしても必要なものです。学生の参加は見送らざるを得ず、そこは残念でしたが、無事採集を行うことが出来てよかったです。当日は晴天に恵まれ、風も強くなく、絶好の採集日和でした。

 この合同採集は、イトマキヒトデを材料として用いている研究室が集まって合同で行います。今年はコロナ問題で遠方の大学からの参加は厳しかったですが、例年であればそこそこ多くの大学・研究機関からの参加があります。

 ヒトデは毎年お願いしているダイバーさんに潜って採ってもらいます。発生学の材料として用いている研究室が多いため、オスよりもメスの希望数が多いですが、外見からは性別はわかりません。そこで、ヒトデが水揚げされるとすぐに、皆でオス、メスの選別作業に取りかかります。ヒトデの裏(おなか側)にちょっとだけハサミを入れ、中に入っている生殖巣の色で判別します。オレンジ色であれば卵を持ったメス、白ければ精巣(白子)を持ったオスということになります。気温が高いと、卵や精子を放出してしまい、材料として使えなくなる場合もあるので、大急ぎで作業しなければなりません。

 遊歩道では、散歩したりジョギングをしたりしている地元の方が結構いらっしゃるので、中には興味津々で話しかけてくださる方もいます(大量のヒトデを取り囲んで黙々と作業していると怪しいに決まってますが、、、)。研究の話に興味を持ってくださる方もいて、そういう一般の方々との付き合いに励まされることも多いです。

 昨日は順調に採集が終了し、無事、希望数を持ち帰ることができました。今年はコロナ問題で、なかなかこれまで同様の研究活動を進めるのが難しいですが、なんとか工夫しながら研究を進めていきたいですね。