北里大学に行ってきました

 10/2(金)に、田口助教の出身ラボである北里大学 海洋生命科学部 水族病理学研究室を訪問しました。実験機器を使わせてもらうためです。田口助教に加え、B4の南方くんと古川助教の3人でお邪魔しました。

 田口助教が進めている共同研究で予定していたMS解析(断片化したタンパク質の質量からアミノ酸配列を明らかにする解析)を行うことがメインの目的でしたが、田口助教の師匠のご厚意で、南方くんの研究を進めるに当たりやってみたかったことを急遽試させてもらうことができました。

北里大学 海王生命科学部棟
海洋生命科学部棟です。

 南方くんの研究テーマは、ヒトデの成体(大人)の免疫細胞による自己非自己認識の動態解析です。ただ、そもそも免疫細胞が何種類いるのかすらわかっておらず、それをまず調べたいと思っていました。それには、免疫細胞の塗抹標本(細胞をスライドガラスに貼り付けて、色素の染色性や形態的特徴を観察しやすくした標本)を作製するのが良いのですが、DECI Biol. Labにはそのための機器がなかったのです。ラボからヒトデを持って行き、田口助教が学生時代に愛用していた機器を使ってバッチリ標本を作製してきました。何種類の免疫細胞がいるのか楽しみです。

MS/MS解析中の田口助教
MS解析でテンパってます。笑
ヒトデの体腔液を採取している南方君
塗抹標本作製中。。
ヒトデの体腔細胞を解析中の南方君
真剣に観察する南方くん。

 今回、外部の研究室への訪問が初めてだった南方くんですが、向こうの学生さんが実験している姿を見たり、研究についてディスカッションするなど、とても良い刺激になったのではないかと思います。外部の学生との交流はとても大切な場だと思うので、今後も定期的にこのような機会を作れたらいいなぁと思っています。

サインを求められて照れまくりの古川助教
サインを求められ、
タジタジの古川助教(笑)

 実験後は、ソーシャルディスタンスに気をつけながら、美味しいお食事をいただきました。研究の話だけでなく、いろいろな話をしながら盛り上がり、とても楽しい時間を過ごすことができました。院生さんに古川助教がいじられていて、、なかなか見ることの無い姿で面白かったです。笑

 大変忙しい時期にもかかわらず、快く受け入れてくれた北里大学のみなさま、本当にありがとうございました。