2020年度 卒業論文中間審査会

8月31日に、理工学部 生命情報学科の卒業論文中間審査会がオンラインで開催され、当研究室の南方君も、「ヒトデ成体の免疫細胞における同種異個体認識反応の動態解析」というタイトルで発表しました。せっかく研究室に配属されたのにキャンパス閉鎖で始まった今年度ですが、7月から徐々に研究活動をスタートし、なんとか結果の図を一つ出すことができたのはとても良かったです。この調子で順調に卒業論文に向けた研究が進んでいくと良いと思います。本人は朝から相当緊張していたようですが、そういう様子を見ると、ラボの研究活動が徐々に再開されてきたことが実感されます(笑)

発表中の南方君
テレアポのバイトっぽい(笑)

 オンラインでの開催は、もちろん新型コロナウイルスの流行に伴う措置で、初めての試みでした。運営に携わった生命情報学科の先生方の気苦労は大変だったと思いますが、問題があるどころか思った以上にスムーズに進行しており、さすがだなぁと思いました。生命情報学科の中間審査会はもともとショートプレゼン+ポスター発表ですが、ショートプレゼンはあらかじめプレゼン動画を作って要旨とともにクラウドで共有しておき、ポスター発表は、ZOOMのブレイクアウトルーム機能を使って個人ごとに割り当てられたブレイクアウトルームでリアルタイムで発表するという形でした。オンラインでのポスター発表としては理想的な形の一つではないかと、非常に参考になりました。

 新型コロナウイルスにより、いろいろな社会実験を強制的にやらされる、あるいはやらざるを得ない状況ですが、やってみると案外うまくいくものですね。特にオンラインに対する適応力は教員より学生のほうが高いことが多いので、学生と一緒にシステムを作り上げていったほうが、アフターコロナの大学のあり方としては良いものができるのかもしれません。