比較免疫学会の学術集会を開催しました
8月30日(金)〜9月1日(日)、古川准教授を集会長、田口助教を集会事務局長として、日本比較免疫学会 第35回学術集会を日吉キャンパスにて開催しました。
開催週になったとたん、台風10号の影響で先行きが全く見通せない状況となってしまい、一時はどうなることかと思いましたが、なんとか無事に務めを果たすことができました。予定を前倒してまで参加してくださった方も多数おられ、こんな台風の中にもかかわらず、近年の対面集会ではもっとも参加者の多い集会となりました。おかげさまで蓋を開けてみれば大盛況の集会になったと思います。こんな台風の中集まったからこそ逆に、参加者の中に妙な一体感、高揚感が生まれたような気もしました。これがアットホームな小規模学会の強みでしょうか。オフィシャルな学術集会報告は、12月頃発行される学会News Letterに掲載されますので、お楽しみに。
我々のラボからは、D2 南方君と田口助教が発表しました。南方君は一般演題で1年間の成果を発表しましたが、多くの方にとても面白かったと言ってもらえたようです。あとは論文を書くのみ(早く書け〜!!!)。事務局長としても大車輪の活躍だった田口助教は、シンポジウム「エコ・エボ・デボな比較免疫学」のトップバッターとして、この5年間の成果をまとめながら、我々が目指しているビジョンを発表してくれました。
比較免疫学会は小規模だからこそ、集会長のキャラが学術集会に色濃く反映されるような気がします。今回、我々がホストに選ばれた理由の一つは、おそらく無脊椎動物を材料とし、且つ発生生物学をバックグラウンドに持ったうえで比較免疫学の世界に身を置いているからだと理解しています。実際、今回の学術集会では、付き合いのある研究者が参加してくれたり、さらに知り合いを紹介してくれたりと、今まで以上に多様な研究者が集い、多様な発表や質疑応答がありました。この懐の広さも、比較免疫学会の良さでしょうね。
来年は宮崎大学での開催です。今からとても楽しみになってきましたが、来年もさらにおもしろい成果を発表できるよう、また1年頑張りましょう。